ポケモンGOの日本公開が近づくという報せが、世間を賑わせている。任天堂の戦略が功を奏し、課金を誘う仕組みとともに株価を二倍にまで押し上げた。AppBankの株価も同様に跳ね上がり、その影響力が窺える。
[東京 19日 ロイター] – IT系ニュースサイトのテッククランチは19日、関係筋の話として任天堂(7974.T)の「ポケモンGO(ゴー)」を20日に日本でローンチすると伝えた。ポケモンの広報担当者はロイターの問い合わせに対して「現時点では未定」とコメントした。http://jp.reuters.com/article/pokemon-go-japan-idJPKCN0ZZ1DO
しかし、現時点では日本での正式な公開日は未定であるようだ。既にJAPANサーバーは立ち上がっているものの、その応答は時に途絶え、二時間もの沈黙が続くこともあるという。ブラジルでは応答が八時間も途切れるとの話もあり、サーバーが稼働したからといって即座に配信されるわけではないことが明白である。
http://www.mmoserverstatus.com/pokemon_go
Bluestacksを利用し、ポケモンGOをインストールすることには成功した。さらにapkを用いてスマートフォンにも導入してみたが、今のところ日本国内にはポケモンの姿が見当たらない。チュートリアルにおいて一匹だけ捕獲することができたものの、それ以上の進展はない。ポケモンに関する過去のプレイ経験は皆無であるが、AR技術による捕獲の感覚は一度試してみる価値があるように思われる。
試しに車で移動してみたが、ジョギングの数値は増加せず。どうやら、このゲームは実際に体を動かさなければ成果を得られぬよう設計されているらしい。そのために、遊ぶほどに健康的な身体が得られる可能性が高い。一方で、マクドナルドがポケモンジムになるとの噂も耳に入る。このような事態が現実となれば、プレイヤーは誘惑に悩むことになるだろう。
新しい体験がもたらす喜びと、その陰に潜む課題。ポケモンGOの動向には、なお目が離せぬものがある。